（７）上海核電設備　　　（東芝　松川）
（SENPE : Shanghai Electric Nuclear Power Equipment Co. Ltd.）
2007-10-24（水）9:00～11:00
対応者：
Sheng Xu Ting（C2-PZ Project Manager Assistant Technical Administration Engineer）
Xu Jun（Purchasing Manager Assistant）
Ge Wenyan（Design Engineer）
Su Mingxing（Assistant Engineer）

上海電気グループの中の原子力機器製造を担当している上海核電設備（SENPE: Shanghai Electric Nuclear Power Equipment Co. Ltd.）を訪問した。SENPEではこれまで秦山Ⅰ(300MW)の SG、秦山Ⅱ（600MW）の RPV、SG、パキスタン Chashma(NPP 300MW)の RPV、SGなどを製造している。
SENPEは、Minhang Baseと Lingang Baseの２つの拠点がある。今回訪問したのは Minhang Baseで上海電機の他の工場と隣接している。Lingang Baseは最新鋭の臨海工場で現在建設中である。
Sheng Xu Ting氏より、両工場の状況に関してプレゼンテーションを受け、訪問参加者から簡単に各出身団体・企業の紹介を行った。
SENPEは中国で初めて ASMEの認証を 2006年に受け、ISO9001／ISO14001を 2003年に受け、内外の認証を持っている。

＜閔行 Minhang Base＞

敷地：513,000㎡、建物：270,000㎡、従業員：2,770人
Sales：8.5 billion（RMB）、Product Value9.5 billion（RMB）



主要工作機械：
３軸ドリルマシン（3-Spindle Deep-HoleDrilling Mashine）、（6.3mvertical lathe： Height 10m、Capacity 150t）、狭開先溶接機（Narrow Gap Welder）、アッセンブリーピット（Deep pit for Assembly :Diameter 10m、Depth 10m）、熱処理炉（Heat treatment furnace）、９Mev Linear Accelerator）






＜臨港Lingang Base＞
着工：July 2005ｍ、2007完工予定、　　敷地：40,815㎡
工場概要：４つの工場がある。それぞれ下記のような製造機能を計画している。
★第１工場（Assistant Shop）
（幅 24m、長さ 272.5m、高さ 18m：63/16t、32/5tクレーン）
セパレータの組み立て溶接、パイプ溶接、溶接トレーニング
★第２工場（Light-duty Shop）
（幅 30m、長さ 272.5m、高さ 18m：160/50t、63/13tクレーン）
圧力容器、上部ヘッド溶接、熱処理
★第３工場（Heavy-duty Shop）
（幅 36m、長さ 362.5m、高さ 18m：400t、160/50tクレーン）
RPVパイピング、下部シェルの溶接、SG組み立て溶接、化学用ベッセル溶接
★第４工場（Super Heavy-duty Shop）
（幅 36m、長さ 362.5m、高さ 18m：700t×2、160/50tクレーン）
SG,RPVの組み立て溶接、熱処理、溶接検査、水圧検査、塗装

工場見学
工場（Minhang Base）見学では、主に製缶工場を見学した。工場内では様々な機器が製造中であり、主な機器としては遼寧省紅沿川の SGの部材（JSW製）、ケミカルボイラ、ボイラ、秦山＃１取替え用 RPVヘッド（ＣＲＤ上部機構がついた状態）などが並んでいた。
工場内はあまり整然とはしていないが、日本と同様「５S」の看板が掲げられていた。